2010年9月22日水曜日

三つ子の魂

9月から11月にかけては出張月間.毎年のことだけど,仕事の関係上,今年は例年よりも多い!先日は帯広(北海道),水戸(茨城),秋田,磐田(静岡)と立て続け.来週末からは盛岡(岩手),仙台(宮城),八戸(青森)と続く.札幌に住んでいると出張はほとんど飛行機を使うことになるので,飛行機に乗るのは慣れた.最初の内は,上空で,自分の足下に地面がないということに恐怖を感じたものだ.しかし慣れたのは飛行機だけ.枕が変わると寝れない!エアコンの音が気になって寝れない!大都市圏の満員電車は苦痛だ!
そして出張でもう一つ苦痛なのが食事.小さい頃から外食というものをほとんどしたことがなく,一人で外食するのは大の苦手.朝夕はコンビニ等で買ってきてホテルで食べれば住むが,お昼はそうもいかない.そんなわけで一人で入れるようになったのがラーメン屋と立ち食い蕎麦屋.朝は温かいものが食べたいので立ち食い蕎麦屋に入ることも増えた.立ち食い蕎麦屋で無意識に注文してしまうものがある.山菜蕎麦だ.値段から言って絶対に中国産だ.こんなもん食べてるって知ったら,リサコとミースケは激怒するやろな.と思いつつ,ついつい頼んでしまう.
思えば千葉の山奥(とは大袈裟だが)で育った私にとって,毎年楽しみにしていたのが春の山菜摘み.お弁当をもって裏山に家族で山菜を摘みに行くのは,春の穏やかな陽光と相俟って,心がうきうきする年中行事だった.山菜はそんな幼少期の楽しい思い出を今によみがえらせてくれるのだ.
しかし!山菜蕎麦はそろそろ食べられないかもしれない.一昨年前の冬,まだ三本も残っていた親知らずのうちの二本(右の上下)を抜いた.この歳まで育ってきただけあって,そりゃあ巨大なものだった.しかも下のやつは珍しい三つ又.歯医者も手こずり,抜歯手術は1時間近くに及んだ.あの甲高いドリルの音,そしてペンチで歯を抜かれる時の骨のきしみ.思いだすだけで身の毛がよだつ.それはさておき,とにかく抜けた跡の穴も大きかった.そしてしばらくすると困ったことが起きた.穴に食べ物が詰まるのだ.しかし時間とともに穴はふさがり,物が詰まることもなくなった.すると今度は歯の間に繊維質のものが挟まるようになった.上下一本分の大きな歯がなくなったため,歯並び全体にゆとりができ,歯間が広がってしまったようだ.こんな状態では大好きなスルメを食べるのも躊躇する.まして白昼堂々と山菜蕎麦など食べようものなら大変なのだ.山菜蕎麦も思い出になる日は近い.

2010年9月8日水曜日

ボヤ騒動

今日はすがすがしい朝で始まりました.昨日までの30度を超す真夏日がウソのよう.寝苦しくもなく,爽快な目覚めでした.高い青空が広がり,風が吹き抜け,湿度も低く,今日は洗濯物がよく乾くでしょう!
そんな爽やかな朝,一昨日の焼き肉の残りをリサコがお弁当に持って行くというので,オーストラリア産タレ付牛下がりをフライパンで焼き,その焦げをボロ布で拭き取ってました.なんだか右腹あたりがホカホカと温かいけど,触ってもどうともない.するとミースケが「行ってきまーす!」というので,フライパンをもったまま玄関へ.するとまた右腹に温もりが.そういえばガスコンロの前で焦げを取る時,ヤカンが火にかかっていたから,そのせいだろうと思い,何気なく着ていたTシャツの裾をたくしあげると,そこには火が!
しかし滅多なことでは動じることのない私が落ち着いて火を払っていると,火を見て取り乱したリサコが洗面器に水を汲んできてオレ様にぶっかけようとする!たいしたことないと諭すにも関わらずリサコはもう消火された焦げ跡目がけて手で水をかけた.よくよく見ればTシャツの下の短パンとその下のパンツまで焦げている.しかし不思議と火傷はしていない.だって,ホカホカと温かかっただけだもの.
フライパンの焦げを取る前,ガスコンロの上にある換気扇の金網に黒い油滴を見つけ,手を伸ばしてそれをボロ布で拭いた時,Tシャツの裾が持ち上がり,ちょうどヤカンの火に触れてしまったのでしょう.それにしても火の着いたTシャツを着たままカーテンなどに近づかなくてよかった.今日のような爽やかな日は火もよく燃えるでしょうから.

2010年9月1日水曜日

接待

昨日は私の母校の総長をはじめとするお偉方が本学の総長へ表敬訪問しにきました.表敬訪問とはまさに表向きで,主な目的は本学が導入する新しい入試に関する調査です.この新しい入試の開発に携わってきたことから,昨夜は久方ぶりに接待してきました.場所はススキノのサッポロビール倶楽部.サッポロクラッシック飲み放題にジンギスカン食べ放題が3400円!なんとまあ庶民的な接待だこと.まあ総長たちは別会場ですが.なにはともあれ大学を卒業して以来15年振りに京都弁を聞きながらおしゃべりしました.それにしても自由と放任の我が母校が,厳格な成績うんぬんなどと言い出すとは.我が母校ぐらいは昔ながらの大学であって欲しいと願っています.