2010年12月30日木曜日

Vancouver 4th day

昨日で時差ぼけを解消したつもりが,今朝もまた...夜中の2時に起き,4時に起き,そして5時半に我慢しきれず昨日のブログを書いた.今日こそは!と現在夜の10時過ぎまでがんばっているところ.辛い!眠い!これほどの時差ぼけが待っていようとは.やっぱヨーロッパに行く方が楽だ.それはさておき,今日の記録,より記憶,に残らないのでやっぱり記録.
今朝は先述したとおり5時半に起きてブログを更新した後,一人キッチンでみそ汁を作る.海外生活も三日も過ぎると味噌汁とご飯が恋しい.緯度の高いヴァンクーバーは7時を過ぎても外は真っ暗.そして部屋の灯りはキッチンのみ.そんな薄暗い中,一人すする味噌汁.うぅん,しみじみ温まるしじみ汁.そうこうすると8時.さすがに朝食タイムが終わってしまうので,熟睡中の家族を起こす.毎日代わり映えのしない朝食をすませて部屋に戻ると,同じく時差ぼけが治らない息子がベッドにダウン.息子を部屋に残して3人でイェールタウンを散策.目指すはヴァンクーバーの公共図書館.ここがすごい!ローマのコロッセウムのパクリだ.エントリーは吹き抜けで,7階分の高い天井.地下は子供向けの図書室.といっても本だけでなく,DVDやオーディオ図書,ボードゲームもある.そしてなんとプレステやDSなどのゲームソフトまで貸し出しされている!
図書館からの帰りはイェールタウンの商店街をぶらぶらしながらホテルの部屋に戻る.フィンランドブランドの「マリメッコ」の店もあった.お昼は部屋で作ってすまそうという魂胆だ.私と息子はパン食が苦手.根っからの米党なので,米を7合持参してきた.初日に調子の悪い息子のために妻が電子レンジで炊ける器材を使って一合炊いたが失敗.それ以来炊いていなかったので,持ち帰るのもアホらしいので,そろそろ米を食べた方がよいだろうということになった.しかし電子レンジのやつは一合炊き.四人分は無理.そこで鍋で炊飯に初挑戦.インターネットで炊き方を検索し,その通りに実施.レンジでチンよりはるかに上手に炊けた.しかし,日本のガスレンジより火力が強かったらしく,鍋をしこたま焦がした.こりゃあ金たわしを買ってこにゃ.
久しぶりの日本食を満喫した後は,ここバンクーバーを代表する観光スポットであるスタンレーパークへ.この公園はバンクーバー島の西にぽこっと突き出した半島部分.この半島の北から,向かいのノースヴァンクーバー(スキーのメッカ)を結ぶ,これまた大きな橋"Lions Gate Bridge"がのびている.スタンレーパークは車道,自転車道,歩道,そしてローラースケート&ローラーブレード用の道が整備されており,歩道と自転車道は半島をぐるっと周るコースと,半島内部を縦横にめぐるコースとが用意されている.一周は8.8kmとある.まあ二時間ほどか.二年前に来た時は一人もくもくと一周したが,今回は妻と娘がリスの餌として用意したリンゴがあるので,内部コースへ.周回コースから内部コースへと,つまりうっそうたる森の中に入った途端に,ひんやりした空気に包まれる.3時半だというのに,もう暗くなってきた.リスを求めて散策するが,どんどん寒く,暗くなるばかりでリスは一向に現れない.とにかく,広大な公園の東の方で行われているクリスマスライトアップを見に行こうと,Beaver Lakeへ向かう小さな橋にさしかかった時,大小の黒や茶のリスが道を右往左往していた.私以外の三人は切り刻んだリンゴをリスにやろうとするが,警戒心が強く,そしてまた近くに落ちてもまったく気づかないので,なかなか餌付けができない.しかし,リンゴの破片を手のひらに載せてしゃがんでいると,小さな鳥たちがその手に代わる代わる停まってリンゴをついばむ.それがまた楽しいようで,かなり冷え込んできた中,飽きずにやっている.私はといえば,薄手の手袋しか持ってこなかったので,手はもうしびれて感覚はゼロ.はよ行こうさと思いつつ,寒さに堪えてつつ,餌付けの様子を写真におさめる.
ようやく彼らも凍えてきて(きっと飽きた),ライトアップ会場を目指す.しばらくすると森の奥でひっそりきらめく色とりどりの電飾が見える.入り口付近の駐車場は車と人とでごったがえしている.ネットで調べたところでは,入場料が,大人9ドル,小人6ドルとなっていたが,これはどうも有料施設(ミニトレインの乗車など)の料金のようで,電飾を見るのは無料.人々の流れに乗って,様々なメルヘンチックな電飾作品を鑑賞する.ディズニー,サンタクロース,グリム童話などをテーマにした作品が並ぶ中,巨大な動物を発見!娘がカバだと叫ぶが,どう見ても巨大なシロクマ.娘はよくトンチンカンなことを言う.近くには氷でできたドームがあり,その前でペンギンたちが集っている.なぜに南極?ま,それもありか.
厳しい冷え込みを束の間忘れさせてくれたお伽噺の世界を抜け出し,暗闇にそびえ立つ摩天楼のまばゆい灯りを目指す.こんなに寒い日はラーメンだな,ということで,湯気の上がるラーメンを想像しながら,ビルの谷間の人ごみを縫いながらホテルを目指す.手がすぐに荒れる私はいつの間にか調理担当.そして残る三人は食器洗いと役割が自然に決まっている.お腹をすかせた三人のために,体が暖まるのを待たずに,冷えたビールを飲みつつ,ラーメンを作る.わかめ入りの塩ラーメンと,途中のスーパーで買ってきたキッシュのようなもの.これがなかなか美味しかった.同じスーパーで購入した大きなポテチと,昨夜食べきれなかった大量のピスタチオ(ロンドラ=London Drugで購入.安い!これはお土産にもgood)をつまみにビールが今日もすすむ.代わる代わる狭い浴槽につかると,はや10時.なかなかいいペース.あと1時間くらい寝ずにがんばれば,明日こそ時差ぼけ解消!と思ってこのブルグを書いていたが,ものすごい睡魔に襲われ撃沈...そして続きのこれを書き出したのは朝5時半...トホホ,今日もまた時差ぼけからの脱出ならず.

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